野菜食い荒らす2頭の子グマ 親グマは飼い犬を“襲撃” 岩手県矢巾町
26日、岩手県矢巾町の民家の敷地内に、親子のクマ、あわせて3頭が出没し、このうち倉庫に入り込んだ2頭の子グマが野菜を食い荒らしました。また、親グマは飼い犬にかみつくなどして逃げました。
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26日に撮影されたのは、住宅の倉庫の中にいる2頭の子グマ。撮影を続けると、子グマは鳴き声を上げました。
小原晋介記者
「子グマ2匹は、こちらの網戸を爪で開け中に侵入し、野菜を食い散らかし、物を荒らしました」
26日の早朝、岩手県矢巾町の民家の敷地内に、親子のクマ、あわせて3頭が出没し、このうち倉庫に入り込んだ2頭の子グマが、キュウリなどの野菜を食い荒らしました。
子グマは駆け付けた町の職員や猟友会が棒で突っつき、外に追い出しました。当時、倉庫の戸を閉めていなかったため、そこから侵入したとみられています。
一方、体長約2メートルの親グマは、飼い犬を爪でひっかき、かみつくなどして逃げていったということです。この家に住む家族にけがはありませんでした。
岩手県によると、今年度のクマによる人身被害は現時点で14人となり、すでに昨年度1年間の被害と並んでいます。