都内の救急隊 去年の出場件数87万2101件(速報値)で過去最多 活動時間一日あたり15時間33分に
新型コロナウイルスの感染再拡大などで、去年1年間の都内における救急隊の出場件数が、速報値で過去最多を記録しました。出場1件あたりの活動時間も過去最長を記録していて、東京消防庁は、119番通報の適切な利用を呼びかけています。
東京消防庁によりますと、新型コロナの感染再拡大などで、去年1年間の都内における救急隊の出場件数は87万2101件(速報値)と過去最多を記録しました。出場1件あたりの活動時間も、受け入れ先の病院が決まらないことなどから、過去最長の113分59秒(速報値)を記録しました。
出場件数と活動時間が過去最多を記録したことで、救急隊の一日あたりの活動時間は平均で15時間33分にのぼるということです。
通報のおよそ2割は、「コロナで陽性になった。どうしたらいいか?」などの緊急性のない内容であり、東京消防庁は119番通報の適切な利用と救急相談センター#7119などの活用を呼びかけています。