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首都直下地震“被害想定”10年ぶり見直し 死者約6100人に

2022年5月25日 13:52
首都直下地震“被害想定”10年ぶり見直し 死者約6100人に

東京都は10年ぶりに首都直下地震の被害想定を見直し公表しました。最悪の場合、死者は約6100人と想定されています。

10年ぶりに見直された被害想定では、東京で起きうる複数のタイプの地震ごとに、社会の変化を踏まえて被害を推定しています。

このうち「都心南部直下地震」では、23区の約6割が震度6強以上となり被害が最大になっていて、建物被害は19万4431棟、死者は6148人で死者の4割が火災によるとしています。

木造密集地域の改善や耐震化などで死者数は10年前の想定から3割減ってはいますが、上層階で揺れが増幅されるタワーマンションなどがこの10年で約1000棟増えるなど、都心特有の地震の弱点も指摘されています。