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夏本番前に氷の加工場が作業環境充実 ベストな状態で出荷へ

2024年6月21日 17:01
夏本番前に氷の加工場が作業環境充実 ベストな状態で出荷へ
ベストな状態で氷を出荷(21日福井市)

猛暑が予想される夏を前に、福井市内にある氷の加工場が作業環境を充実させ、安定的に品質の高い氷の出荷に取り組んでいます。

晴れ間の広がった21日午後、坂井市内の公園では子どもたちが元気いっぱい水遊びを楽しんでいました。

児童
「かき氷。ブルーハワイのかき氷食べたい。」

県内は、朝からの雨も昼前に上がり、暑さが盛りかえしました。

福井市内の工場では、「あるモノ」の生産が本格化しています。

機械で切っているのは巨大な氷の塊です。細かくカットしたものを袋に詰めて販売するほか、かき氷の材料として飲食店などに卸しています。

さくら氷 吉田師士代表
「温度管理をすることで、溶ける前の状態で加工できる。今までは熱中症になりながら作業しているみたいな。現在は猛暑の中で作業するわけではないので、すごく体も時間的にも楽なのかなと感じている。」

この会社では、新たな工場建設に合わせて作業場に冷房を完備。室温を5度から8度に保って、氷にとってベストな状態で作業できるようにしました。

溶ける前に作業することで、氷がくっつくのを防ぎ、品質向上にもつなげます。

吉田代表
「ちょっと置いておくとくっついてしまい、商品としては扱いづらい。凍っているとくっつかない。」

暑い夏においしい甘味で体も冷やしてくれるかき氷。氷の製造現場では、夏本番に向けて作業が本格化します。

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