藤井竜王と佐々木八段が戦国時代の駒「酔象」を鑑賞 当時の対局に思いを馳せる
竜王戦の開幕に先立ち、藤井竜王と佐々木八段が、福井市の一乗谷朝倉氏遺跡博物館を訪れ幻の駒「酔象」を鑑賞し当時の対局に思いを馳せました。
18日午後、北陸新幹線で福井駅に降り立ったのは19日に開幕する将棋タイトル竜王戦に臨む藤井聡太竜王と対局相手の佐々木勇気八段です。東口ではトリケラトプスが出迎えました。
福井市の一乗谷朝倉氏遺跡博物館を訪れた2人が注目したのは、戦国時代までに実際に使われたとされる幻の将棋の駒「酔象」です。
ガイド
「序盤太子に成ったほうがいいか」
藤井竜王
「なかなかすぐに太子に成ることを目指すのは難しい」
佐々木八段
「取られると使われるのか」
ガイド
「取られると使えない」
藤井聡太 竜王
「福井を初めて訪れるということで非常に楽しみにしていた 今の将棋のルールが確立されるまでの歴史を感じられて、非常に興味深かった 他の展示もすごく充実していて、またゆっくりと訪れることができればと思う」
2人はこの後、対局会場となるあわら市の旅館「美松」で、環境を確認する「検分」に臨み、将棋盤や駒、それに室温や照明の具合を念入りにチェックしていました。