オリジナルの観光戦略を提言 テーマは「稼ぐ観光と地域づくり」 県観光アカデミーで最終発表会
観光人材を育成する県の観光アカデミーは「稼ぐ観光と地域づくり」をテーマに政策を立案し、越前和紙をコレクション雑誌に活用する案が高い評価を受けました。
県観光アカデミーの地域マネジメントコースでは今年、観光連盟や市町で観光に携わる職員ら21人が、半年をかけて観光政策を立案し、地域課題の解決に向けて事業計画を考えてきました。
福井市内で23日、最終発表会があり、5つのチームが「稼ぐ観光と地域づくり」をテーマに、観光アカデミーの学長でJTB相談役の田川博己さんら審査員を前に発表しました。
この中では、欧米の富裕層をターゲットにした旅行や子どもたちの探究学習を深める教育旅行、それに越前そばのブランディングなど食文化をテーマにしたものもありました。
審査の結果、最優秀賞には越前和紙を題材にしたチームが選ばれました。毎号の付録をそろえてコレクションを作るユニークな雑誌をヒントにしたオリジナルの観光戦略が評価されました。県では、発表内容を今後の観光政策に役立てることにしています。