教員が県内企業のトップに学ぶ 発想の転換や人材育成の方法 教育現場に生かす
県内の小学校や高校などで10年の指導経験がある教員たちが27日、県内企業のトップから発想の転換や人材育成について学び、教育現場に生かすヒントを探りました。(11月27日)
合成樹脂の加工を手掛ける福井市のフクビ化学で開かれた研修には15人が参加し、八木誠一郎社長は近年の社員採用について、技術力に注目して福井から遠く離れた県から志願するケースがあると紹介していました。
また、カーボンニュートラルの動きが会社の大きな転換点になり、坂井森林組合とスギの間伐材を粉末にして樹脂と混ぜた新素材を開発し、デッキの床材などに使われている事例をもとに「考え方をリセットして前に進むことが大事」と強調していました。
特別支援学校に勤務する男性教員
「人材教育のヒントとして、やはり福井を大切に思える人材を作っていくことが大切だなと(思いました)」
小学校に勤務する女性教員
「今までの経験、凝り固まっていたものを素早くリセットして対応していきたい」
教育現場で中核を担う教員たちは、企業経営と学校の教育に共通するヒントを見つけようと懸命な様子でした。