就職活動の解禁を前に、兵庫県の女子大学生たちが27日、県内企業を視察に訪れ、現場の声や製品に触れて就職先の選択肢を広げていました。

■視察の様子
企業の担当者「最初はサラサラだけど、だんだんしっとり」
女子大学生「あ！ほんまやしっとりする、めっちゃ」

坂井市にあるセーレンの研究開発センターを訪れたのは、兵庫県の武庫川女子大学で情報経営学を学ぶ3年生です。この視察は県と大学の就職支援協定に基づいて開かれたもので、学生たちは担当者から企業の歴史や事業内容について説明を受けた後、実際の製品に触れて理解を深めました。

■大阪出身の学生
「目立って頑張っているのが都心ばかりで、都心に就職する方が安定すると勝手な偏見があったけど、地方でもいろんなところに場を広げているのを見て、福井に就職するのも一つの手としていいなと思った」

ところで、県によりますと、去年3月に大学などを卒業し、UIターンで県内に就職した人は合わせて1654人と2年連続で増えていて、県では今後もUIターン就職を促進していきたいとしています。