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長引く大雪で救助要請"急増" 問い合わせ件数は通常の3倍に 車両のスタックなど相次ぐ JAF出動現場に密着

2025年2月7日 19:43
長引く大雪で救助要請"急増" 問い合わせ件数は通常の3倍に 車両のスタックなど相次ぐ JAF出動現場に密着
JAFによる救助の様子=7日、福井市内

降り続く雪でスタックやスリップなど車のトラブルも相次いでいます。日本自動車連盟・JAFには通常のおよそ3倍の問い合わせがあるということで、運転には注意が必要です。

■現場でのやりとり
JAFスタッフ「曲がれなくてですか?」
依頼した運転手「下がろうと思ったけれど、ブレーキも効かなくて」
JAFスタッフ「まだ後ろは落ちてない。手作業で上げるので」

福井市の兎越山を登る坂の途中で左の前輪が側溝に落下した車。

■運転手
「ブレーキ踏んでもつるつる滑って止まらない感じで、下がって来ちゃった。怖かった。山道だし、転げ落ちたらどうしようみたいな感じ」

作業にあたるのはJAFのスタッフ。スコップや布製のチェーンを使って奮闘すること40分あまり。なんとか坂道を下ることができました。

■現場でのやりとり
JAFスタッフ「タイヤ見ても折れてるものもないので走行可能です」
依頼した運転手「ありがとうございます」
JAFスタッフ「ちょっと雪質がシャーベット状なので滑りやすいと思います」
依頼した運転手「回り道して上がろうと思います」

作業が終わるとすぐさま次の現場へ。長引く大雪で、スタックやスリップなどの救助要請が相次いでいます。

■JAF福井支部 ロードサービス隊 福井基地 酒井岳彦さん
「今年の最初は雪がそんなに降らなかったのもあって、油断している人もいる」

JAF福井支部によりますと、降り始め(4日)から7日午前までの電話での受付件数は合計344件と、通常時のおよそ3倍となっていて、このうち223件が雪が原因のトラブルだということです。

最終更新日:2025年2月7日 20:48
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