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敦賀原発2号機の再稼働認めず 原子力規制委員会「規制基準に適合せず」

2024年7月26日 18:13
敦賀原発2号機の再稼働認めず 原子力規制委員会「規制基準に適合せず」
敦賀原発2号機の再稼働認めす

再稼働を目指す日本原電の敦賀原発2号機について、原子力規制委員会の審査会合は26日、「規制基準に適合しておらず再稼働は認められない」との結論をまとめました。

会合では、敦賀原発2号機の原子炉周辺の断層について大詰めの議論が行われました。

原発の規制基準では「原子炉など重要な建物は将来動く可能性がある断層の上に設置してはならない」と定めていて、規制当局はこれまでに2度の現地調査を通して、敷地内の断層の状況を確認してきました。

ポイントは2つ。①原子炉の北側にある「K断層」が将来動く可能性があるかどうか、②この「K断層」が原子炉直下の断層とつながっているかどうかで、これまでの審査で規制側はいずれも「否定できない」と指摘していました。

26日の会合でも規制側が原電側の主張をことごとく否定し、最終的に「規制基準に適合しておらず、再稼働は認められない」との結論をまとめました。

村松衛社長
「(廃炉にする考えは?)考えていない」

日本原電の村松衛社長は報道陣の取材に対してこのように述べ、引き続き敷地内の断層の調査を続ける方針を示しました。

なお原子力規制委員会の山中委員長は、審査会合の結論を尊重する方針を示していて、規制委員会が今月末の会合で再稼働を認めない判断をした場合、国内の原発では初めてのケースとなります。

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