車両資材で海外事業が好調 過去最高の業績に 福井市の繊維メーカーセーレンが中間決算を発表
福井市の総合繊維メーカーセーレンは13日、今年度の中間決算を発表し、主力の車両資材で海外事業が好調だったことから、過去最高の業績となりました。
セーレンが発表した連結中間決算は、売上高が780億3300万円で、前の年の同じ時期と比べて17.1パーセント増えたほか、経常利益も90億6900万円と、同じく12.8パーセント増加し、4期連続の増収増益となりました。
主力の車両資材は、自動車メーカーの生産停止の影響を受けて、国内で受注が減少したものの、北米や東南アジアでの海外事業が好調だったことから、過去最高の業績となりました。
今後については、半導体や人工衛星などの成長分野で、3年間であわせて300億円規模の投資を行い、新規事業として1400億円の売り上げを目指すとしています。
なお通期の業績については、売上高を1560億円、経常利益を170億円と見込んでいます。