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県内のものづくり技術を結集 超小型人工衛星が9日に国際宇宙ステーションから放出 福井工大のアンテナでデータ受信へ

2024年12月6日 18:25
県内のものづくり技術を結集 超小型人工衛星が9日に国際宇宙ステーションから放出 福井工大のアンテナでデータ受信へ
県内企業の技術結集 超小型人工衛星が9日に国際宇宙ステーションから放出

県内のものづくり技術が集積した超小型人工衛星が9日に国際宇宙ステーションから放出されることになりました。

宇宙空間に放出されるのは、福井大学や関西大学などの研究チームが開発した、太陽電池に加え、アンテナとカメラが搭載された重さ1.3キログラムの超小型人工衛星です。

衛星は、工期短縮のため福井市の繊維メーカーセーレンなどが開発した、およそ10センチの立方体の教材キットをベースに、県内企業の技術者と1年半をかけて開発しました。

衛星には、電力消費の多いヒーターでなく、化学変化で温度を一定に保つ「蓄熱材」を搭載し、温度変化が過酷な宇宙空間でも安定して電力を供給出来るか、1年をかけて実証します。

また次世代型の太陽電池も搭載し、福井工業大学のアンテナで衛星からのデータ受信や運用をします。

衛星は11月に アメリカ NASAのロケットで国際宇宙ステーションに運んであり、今月9日にいよいよ宇宙空間に放出されます。

なお県内の産官学が、衛星の設計から開発・運用まで手がける宇宙ビジネスの拠点化を目指していて、ふくい産業支援センターではパブリックビューイングを実施して放出の様子を見守ることにしています。

最終更新日:2024年12月6日 18:25
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