脱炭素社会に対応 県外の太陽光発電施設から“再エネ”購入 CO2排出量を大幅削減、ウラセグループ
脱炭素社会への対応として、鯖江市の染色メーカー・ウラセグループは、太陽光発電所で発電した電気を購入する契約を結び、二酸化炭素の排出量の大幅な削減を図ります。
鯖江市内で23日、調印式があり、同グループと北陸電力の担当者が契約書にサインしました。今回の契約で、県外の太陽光発電所で発電した電気を購入することになり、年間およそ600トンの二酸化炭素の排出削減につながるということです。
同グループでは、以前から廃プラスチックなどを燃料にしたボイラーの蒸気を使った自家発電に取り組むなど、二酸化炭素の排出削減に努めてきましたが、スペースなどの問題から工場敷地内への太陽光発電設備の導入はできずにいました。
欧米との取り引きでは脱炭素に向けた対策が欠かせない条件となっていて、同グループでは今後も環境に配慮した形で事業を展開していく方針です。