跳び箱こうすれば上手に跳べるよ AIの動画分析を活用し体育授業 課題を児童たちで発見 学びあいの場に
跳び箱を上手に飛ぶコツを学ぼうと、AIを活用した授業が15日に坂井市の小学校であり、児童がフォームを確認しながら技を高めていました。
春江小学校ではAIを使った体育の公開授業が行われ、児童が跳び箱を飛ぶ様子をタブレットで撮影し、画像をAIが分析しました。
AIが、理想のフォームにどのくらい近いのかをスコアで表示してくれます。
■児童
「すごい 75パーセント」
このシステムは、通信大手のソフトバンクが、小中学校の体育の授業向けに開発したもので、1回目のスコアが50だった児童はAIの分析をもとに跳び方を工夫したところ、75まで記録を伸ばしました。
■児童
「できるだけ踏切板を強く踏んで、足を高くするようにした AIが動画と動画を比べて、全然足の高さが違ったので、それを合わせた」
公開授業に訪れた教員は、AIを活用した指導の可能性を感じていました。
■見学した教員
「自分は体育が専門ではないので分からないというところも、タブレットがあれば、動画で比較して、子どもたちができるのがわかるので助かる」
ところでAIは、具体的なアドバイスはせず、児童たちに材料を示すだけ。子どもたちが考える力も養います。
■春江小学校 岩佐章弘教諭
「子どもたちが自分の課題を見つけやすくなったり、新たな学び合いの姿が見られるのはとても良いこと アナログの限界点を、デジタルの技術で突破するというのを、今後いろんな授業で取り組んでいきたい」
AIを活用しながら子どもたちのレベルアップを後押しする 授業の新しいトレンドが感じられます。