タブレットで図書室の本検索 貸し出し予約も可能「活字に触れて」 あわら市・金津中学校
県内のほぼ全ての小中学生に配布されている学習用のタブレット。あわら市の金津中学校では、県内の学校では初めて、このタブレットで図書室の本を検索できるシステムを導入し、気軽に本に触れる環境を整えています。
■金津中学校の生徒
「(本を借りるのは)もともと週に1回あるかないかくらいだったけど、週に3回借りに来るようになった。(本を読んで)国語の点数は少し上がった気がする」
システムの導入は、図書室を利用する人を増やしたいという図書委員からの提案がきっかけで、図書室にある1万6000冊の本が登録されていて、タブレットさえあれば、学校からでも自宅からでも検索することができます。また、表紙や本の基本情報の閲覧はもちろん、貸し出しの予約もできます。
■金津中学校 図書委員長 中垣内美羽さん(3年)
「(今後は)受験期間に入るから、勉強のときに使いたい本も家で検索できるので、そういうところにうまく使っていきたい」
■金津中学校 川畑梨沙教諭
「活字にも触れていってほしいので、入り口はデジタルとかでもいいけど、本の大切さを今の現代の子にも味わってほしい」
ところで、県内の中学3年生が平日30分以上読書する割合は25.2%と、全国平均(28.4%)よりも低くなっていて、学校ではこうしたシステムも活用しながら、たくさんの本に触れてほしいとしています。