将棋の藤井聡太五冠が、3連覇をかけ戦う棋聖戦五番勝負の第2局で勝利し、1勝1敗のタイに持ち込みました。

棋聖戦五番勝負の第1局では、駒がすべて同じ配置となる局面が4回現れる「千日手」で引き分けとなることが2回続き、藤井五冠は3回目の対局で挑戦者の永瀬拓矢王座に敗れ、タイトル戦連勝記録がストップしていました。

15日の第2局でも一進一退の攻防が続きましたが、午後6時半すぎ、藤井五冠は鋭い一手で勝利を引き寄せ、午後7時21分、138手で永瀬王座を投了に追い込みました。

藤井聡太五冠（19）「ここまで2局、内容的には押されてしまっていると思うので、第3局以降、内容をよくして戦えるようにしたい」

五番勝負で1勝1敗とした藤井五冠は来月4日、千葉県木更津市で棋聖戦第3局に臨みます。