60代の父親を車で… 殺人未遂の罪、息子の裁判員裁判 刑の重さが争点に 弁護側「殺意はなく突発的なもの」と主張
去年、ハピラインふくい武生駅で父親を車ではねたとして、殺人未遂の罪に問われている男の裁判が17日、福井地裁で始まり、男は起訴内容を認めました。
起訴状などによりますと、越前市帆山町の無職佐野友昭被告(25)は去年9月、ハピラインふくい武生駅で歩道に立っていた60代の父親を軽自動車ではねて殺害しようとしたとして、殺人未遂の罪に問われています。
17日の初公判で、検察側は犯行の経緯を巡って「被告は両親の山登りや読経など宗教的行為に不満を持っていた」とした上で「事件前に就職を巡って口論になった」と指摘。未遂にとどまったのは父親が回避したためで「犯行は危険だ」と主張しました。
一方、弁護側は「被告は家庭環境が原因で自閉症などの発達障害があった」と説明。「殺意はなく、突発的なものだった」と主張しました。
裁判では刑の重さが争点となっていて、判決は3月25日に言い渡される予定です。
最終更新日:2025年3月17日 19:14