早朝営業スタート「ありがたい」 駅利用客らに弁当など販売 アル・プラザ武生、ハピラインふくい武生駅隣接 コンビニ撤退で試験導入
ハピラインふくい武生駅構内のコンビニエンスストア撤退を受けて、隣接するショッピングセンター「アル・プラザ武生」が早朝営業を始めました。1階の食品売り場で弁当などを販売していて、利用者から歓迎する声が聞かれました。
乗客の利便性を高めたいという市の要望に応えてスタートしたもので、3月1日から開店時間をこれまでより2時間早め、午前7時から営業しています。
■リポート 吉岡弘起記者
「駅の利用者向けにパンやおにぎりの特設コーナーが設けられ、通勤・通学客の新たなニーズをつかみます」
おにぎりやパンの仕入れは通常の1.5倍から2倍に増強しました。早朝営業が始まってから初めての平日となった3日朝、通勤・通学客が次々と売り場を訪れ、歓迎する声が聞かれました。
■会社員
「土産品もホテルにあったけど無くなったし。もうひとつはファミマがあったけど無くなったし。ちょっと不便。私としては助かる」
■男子高校生
「学校の購買だとパンだけに限定されてしまうので、このようにいろいろ置いてあるとありがたい」
■女子高校生
「コンビニより安いので、スーパーのほうがいい。量も多く、飲み物も種類あるので“朝活”できます」
また、デリカ部門の強みを生かし、総菜弁当にも力を入れています。
■アル・プラザ武生 畝田昭紀店長
「人件費などのコスト的には問題はない。物を買っていただくだけではなく、地域のお困りの客に対して、店としてお役に立てるかというところに注力したいと思っている。休憩スペースを含めて、電車の待ち時間などさまざまな状況で利用してもらえるとうれしい」
食品売り場の早朝営業は3月31日までの期間限定で、店を運営する平和堂では、利用状況を見ながら4月以降の継続について判断する方針です。