金属製のふた盗難防げ 相次ぐ被害に警察が防犯隊とパトロール強化 福井
県内各地で「グレーチング」と呼ばれる金属製の側溝のふたの窃盗被害が相次ぐ中、警察は地域の防犯隊と協力してパトロールを強化します。
18日鯖江市内で行われたパトロールには、警察や市の防犯隊から75人が参加し、側溝を覆う金属製のふたがボルトでしっかり固定されているかどうかや、盗まれた箇所がないかを確認してまわ回りました。
鯖江市では今年2月、あわせて73枚のふたが盗まれる被害が確認されていて、警察は人気のない場所などを中心にパトロールを強化し、警戒を強める方針です。
鯖江署 生活安全課 大家学課長
「県内のほか全国でも金属盗の被害が多発している。日々の警らで警戒していき、金属商への立ち入りや捜査を通じて犯罪を抑止したい。」
県警によりますと、県内での金属盗難の被害は今年に入って5月末までにあわせて34件発生していて、被害額は700万円余りに上るということです。