敦賀市の武田耕雲斎の墓を再整備 大型パネルでわかりやすく解説 激動の幕末の歴史を後世に伝える
国の史跡に指定されている敦賀市の「武田耕雲斎等墓」が再整備され、激動の幕末の歴史を後世に伝えます。
敦賀市松原町にある国指定史跡武田耕雲斎等墓は、敦賀市が令和元年度からおよそ2億1800万円をかけて駐車場や周辺の整備を進めてきました。
武田耕雲斎は、幕末に水戸天狗党を率い、尊王攘夷を唱えて挙兵しましたが、朝廷に志を訴えようと京都へ向かう途中に敦賀で捕らえられ、仲間とともに処刑されました。
今回の整備では、訪れた人がいつでも学ぶことができるように大型のパネルを設け、武田耕雲斎や水戸天狗党の成り立ちや歴史などをわかりやすく紹介しています。
敦賀市 文化振興課 中野拓郎さん
「興味をもってもらい、関連の史跡を巡ることにつながれば」
武田耕雲斎等墓の周辺は11日から一般公開され、12日には学芸員による解説もあります。