北陸新幹線かがやき“一番列車” 販売開始4分で完売 争奪戦の行方は…、徹夜する人も
北陸新幹線の開業まであと1か月。開業初日の切符が16日、発売となりました。県内の各駅では“一番列車”の切符を狙って徹夜する人の姿も。プレミアチケットを巡る争奪戦の行方に密着しました。(3月16日)
県内各地の駅では、みどりの窓口の前に鉄道ファンらが列を作りました。
■JR福井駅で列の先頭に並ぶ男性
「3日前の午後7時45分から並びました」
■JR敦賀駅で並ぶ男性
「生まれも育ちも敦賀なのでどうしてもこの機会を逃したくなくて。最初の一番列車に乗りたい」
徹夜して並んだ人たちのお目当ては “一番列車”。東京駅を午前6時16分、敦賀駅を午前6時11分にそれぞれ出発する最速の「かがやき」です。
販売開始の午前10時前。福井駅に緊張感が走ります。
■リポート・亀島愛永記者
「午前10時になりました。窓口のスタッフが動き始めました」
■列の先頭に並ぶ男性
「やったー!」
待望のプレミアムチケットに喜びもひとしおです。
■一番列車の切符を手にした男性
「本当にうれしい。“取れました”と言われ、その時には安堵と心の中でガッツポーズしました」
■先頭から7番目で切符を手にした男性
「(獲得は)微妙かなと思っていた。しっかり駅員さんが魂の送信ボタンを押してくれたので、無事に取ることができた」
芦原温泉駅では、並んでいた13人全員が切符を手に入れました。
■列の先頭に並んだ男性
「自分が子どもの時に、君が高校生になったら新幹線に来るよと教えられた。今は娘が高校生。自分が高校生の時は乗れなかったけど、娘が高校生の時に乗れます」
武生駅でも喜びを隠せない男性が。
■一番列車の切符を手にした男性
「9年前(金沢開業の時)は病気で取れなかったので、リベンジ果たせたかなと(思う)。うれしい」
鯖江駅では残念ながら一番列車の切符を逃した人も。
■30代男性
「確かにどの列車でも一緒なんですが、なんと言えばいいか…。出来れば早いほうがよかった。今回は運がなかった」
敦賀駅では親子でラッキーな切符を手にした人も。
■母親
「良かったね。まさか取れると思わんかったね」
■娘
「うれしい」
■母親
「(たまたま)3月16日に東京に行く予定があって、米原経由でも良いかなと思ったけど、せっかくだから「かがやき」に乗って行けたら良いねって言ってたら取れたんで、ラッキー」
JR西日本金沢支社によりますと、かがやきの一番列車501号(東京発)と502号(敦賀発)は、販売開始から4分で完売したということです。