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県内ガソリン平均価格 小幅な値上がり 灯油も上昇傾向 能登地方では営業できない給油所も

2024年1月12日 15:06
県内ガソリン平均価格 小幅な値上がり 灯油も上昇傾向 能登地方では営業できない給油所も

国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、1月9日(火)時点での県内のガソリンの平均価格はレギュラー1リットルあたり178円30銭で、前の週に比べて30銭高く、小幅な値上がりとなりました。(1月12日)


都道府県別にみると、福井は高い方から数えて10番目の水準でした。全国では37の都道府県で価格が上昇し、値下がりは7つの府県、横ばいは3県となっていて、平均すると年末に比べて50銭上がりし、175円50銭となりました。

一方、県内の灯油の平均価格(店頭渡し)は18リットルあたり2,116円で、年末に比べて6円上昇しました。本格的な寒波の到来を受けて、去年12月から上昇傾向が続いていて、全国平均では18リットルあたり2,098円となっています。

同センターによりますと、小売店で新年に販売されたガソリンなどの大半は年末までに納品されたもので、膠着(こうちゃく)する中東情勢を受けた供給リスクの上昇とアメリカの利下げによる需要の増加を受けて、卸値は上昇したということです。国からの補助金は13日(土)から1リットルあたり1.2円引き上げられるため、来週の店頭価格は小幅に下がる見通しです。

ところで、県内のガソリンスタンドでは能登半島地震による大きな影響はなかったものの、石川県では珠洲市や輪島市など6つの市町で施設の損傷が確認された他、道路の寸断によってタンクローリーが店舗までたどり着けず、11日現在で21か所の店舗で給油ができない状態となっています。

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