風味良く煮崩れしにくい 若狭町で「山内かぶら」を児童が収穫 100年の伝統と栽培の苦労を実感
若狭町の児童が28日、町で100年以上栽培されている伝統野菜「山内かぶら」を収穫し地元の特産品への理解を深めました。
山内かぶらは、朝霧の深い若狭町の山内地区で100年以上栽培されている伝統野菜で、葉がしっかりして風味が良く、煮崩れしにくいのが特徴です。
鳥羽小学校の3年生10人は、栽培グループのメンバーに教わりながら、丸々と大きく育ったかぶらを収穫し、水で洗って土を落とした後、出荷用のタグを付けました。
作業の後は、シチューや漬物などで味わい、地元の特産品への理解を深めていました。
■児童
「抜くのが難しかったけど楽しかった」
「小さい種がものすごくでっかいかぶらになるのがすごいと思った」
「かぶらが全国に広がって、すごい野菜だと、みんなが好きになってくれるとうれしい」
栽培グループによりますと、今年は夏の猛暑の影響で大きく育たなかったり割れたりして形が悪いものが多いものの、収穫量は去年と同じ2トンを見込んでいます。
町内と小浜市の直売所やレストランに出荷するほか、町内の学校給食にも提供する予定です。