中部縦貫道の延伸効果は? 福井和泉スキー場にぎわう 例年より来場者2割増える 去年秋、九頭竜ICまで延伸
去年秋の中部縦貫自動車道の延伸によって、最寄りのインターチェンジまで車でおよそ10分と、交通の利便性が大きく向上した大野市の福井和泉スキー場では、利用客が例年より2割増えるなど、早速開通の効果が見られています。(2月12日)
■リポート・五十嵐康平記者
「三連休最終日の大野市の和泉スキー場は、朝から大勢の観光客でにぎわいをみせています。中部縦貫自動車道の延伸を喜ぶ声も聞かれました」
福井和泉スキー場には、この3連休に県内外からおよそ2500人のスキー客が訪れました。中部縦貫自動車道大野油坂道路は去年10月、勝原インターチェンジ(IC)から大野市和泉地区の九頭竜ICまでの区間(9.5キロ)が新たに開通し、同スキー場を運営する福井和泉リゾートによりますと、福井市内からスキー場までの車での所要時間はおよそ30分短縮したということです。
■家族で福井市から訪れた男性
「子どもが(車に)乗っている時間も短縮したので、すごく助かっています」
同スキー場では、中部縦貫自動車道のトンネル掘削工事で発生した残土を利用したジャンプ台も人気で、大勢のスノーボーダーたちが楽しんでいました。
■福井和泉リゾート・土本裕和支配人
「関西方面からつながりましたが、今後はやはり中京方面とつながって、中京のお客さん、関西のお客さん、交流人口も増えて、お客さんが増えることを期待している」
国土交通省によりますと、岐阜県境までの県内区間の全線開通は2026年春の予定です。