特急の停車位置変更、導線の分散図る 敦賀駅での乗り換え問題 JR西日本が対策発表
敦賀駅での混雑の緩和に向けて、JR西日本は特急しらさぎとサンダーバードの停車位置をずらすことで、利用客の導線を分散させる考えです。(3月13日)
JR西日本の長谷川社長が13日の会見で明らかにしたもので、特急しらさぎの停車位置を当初の想定より3両分、米原方面にずらします。床に設けた色別の案内表示で、それぞれの特急の停車位置に近いエスカレーターや階段に誘導し、滞留を解消させる考えです。
今年1月に敦賀駅で行われたシミュレーションでは、特急と新幹線の間の乗り換えにかかる時間について、最短8分の想定が実際には13分かかったことから、導線上での混雑の緩和が課題となっています。
■JR西日本 長谷川一明社長
「お客さまがどういう所に滞留して、どのようにまごつくかが(シミュレーションで)よく分かった。具体的な案内の仕方にも生かしていきたい」
長谷川社長はこの他、北陸応援割が新幹線開業日にスタートすることについて「北陸エリアの復興につながれば」と相乗効果に期待を示しました。