福井県内の移動はレンタカーで 新幹線開業後 観光客の移動手段が変化
北陸新幹線の開業から10か月。福井県を訪れる人が移動手段にレンタカーを利用する傾向が強まっていて、全体の4分の1を占めていることがわかりました。
これは福井商工会議所が、去年4月1日から12月1日までの県の観光データをもとに福井を訪れる人の動向を調べたものです。
それによりますと、新幹線や在来線、飛行機を利用して県内を訪れた人たちの県内での移動手段は、2022年の同じ期間では在来線が30パーセントを占めトップでしたが、去年はレンタカーが27.5パーセントで最も多くなり、在来線(23.8パーセント)を上回りました。
観光客らは駅から目的地への移動はレンタカーが便利と感じているようで、6割の人が「移動手段に満足している」としています。
このほか県外から訪れる観光客のうち、北陸の人の割合が下がり、南関東の人の割合が16.4パーセントと、この2年で1.7倍に高まっています。
福井までの交通手段については、新幹線の割合が17パーセントと、2年で2.7倍に跳ね上がりました。
ところで観光客の県内での消費額も増加傾向で、去年は平均でおよそ1万4000円となっています。