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県内初の高校生“土壌医”誕生 葉っぱの状態から必要な栄養分を診断 福井農林高校生物生産科の2人

2024年4月9日 18:51
県内初の高校生“土壌医”誕生 葉っぱの状態から必要な栄養分を診断 福井農林高校生物生産科の2人
“土壌医”検定2級に合格した八百山さん(左)と向井さん(右)=9日午後1時、福井農林高校

葉っぱの状態から必要な土壌の栄養分を診断する土のお医者さん“土壌医”の試験に県内の高校生2人が合格しました。県やJAの営農指導士などが持つ資格で、昨年度、高校生で合格したのは全国で2人だけだということです。

同校生物生産科3年の向井結人さんと八百山優さんは”土壌医”検定2級に県内で初めて合格しました。花や野菜の生育状態などから土壌の微生物や栄養の状態を見極めて、病気になりにくい土づくりのアドバイスができるということです。

■福井農林高校3年 向井結人さん
「この病気、これだって分かる時に頑張ったかいがあったなと思う」
■福井農林高校3年 八百山優さん
「受かると思っていなかったのですごくうれしい。役に立つと思うので生かしていきたい」

高校では今後、さらに合格者を増やして、福井の農業を支える若手の育成につなげたいとしています。

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