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灸を添えたすり鉢を頭に… 伝統の「すりばちやいと」で無病息災祈願 鯖江市の寺院

2024年2月20日 14:40
灸を添えたすり鉢を頭に… 伝統の「すりばちやいと」で無病息災祈願 鯖江市の寺院
灸を添えたすり鉢を頭にかぶせる「すりばちやいと」=午前10時・鯖江市長泉寺町

お灸を添えたすり鉢を頭にかぶせて無病息災を祈願する伝統の「すりばちやいと」が、鯖江市の天台宗・中道院で行われました。訪れた大勢の参拝者は、頭にかぶるだけでなく家族の写真や名前の入ったお札にも護摩炉をかぶせ、家族の健康などを祈願していました。(2月20日)


すりばちやいとは正式には「御夢想灸」と呼ばれ、比叡山延暦寺の元三大師が北陸を訪れた際、参拝者の頭に灸を添えた護摩炉をかぶせて疫病を治したとされるもので、1000年以上の歴史があります。昔は頭痛などを治すとされていましたが、最近では合格祈願や商売繁盛など様々な願いごとをしようと参拝者が訪れています。

■参拝した人は
「私の健康と孫が就職するのでうまくいきますようにと、25歳の厄年でそのお祈りと2つ(を祈願した)」
■家族で参拝した人は
「この子も産まれたので健康に元気に育ってくれればなと」

「すりばちやいと」は3月2日にも行われます。

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