芸能界で性被害などが繰り返されているとして、被害の当事者らが、芸能界の特殊性を踏まえた、芸能人の地位と権利を守るための法律をつくるべきだと訴えました。

お笑いタレント・たかまつななさん「セクハラ・パワハラ、そのようなことが当然のように行われていることに衝撃をうけました。私自身、性被害にあったことがあります」

旧ジャニーズ事務所の性加害問題や、最近では、ドラマの脚本をめぐる問題など、芸能人の性被害や権利侵害の問題が明らかになっています。

会見を行った当事者らは、日本では芸能人やクリエーターの立場が弱いため、被害にあっても声を上げにくい状況があると指摘。その上で、芸能界の特殊性を踏まえた新たな法律を作る必要があると訴えました。

具体的には、芸能人に対する所属事務所の安全配慮義務や契約締結時における事務所による契約内容の説明義務。さらに、芸能人からの契約の解除権を含め、不当な取引を是正するための法整備が必要だとしています。

当事者らはインターネット上で被害のアンケートを開始し、その結果をもとに、国に対して法整備の提言を行っていくとしています。