大雪被害まとめ 福島県が発表 2人死亡25人重軽傷 ビニールハウス134棟が倒壊
会津の各地では、今も、大量の雪に住民たちが悩まされています。雪が多く残っているため、県は会津若松市の国道と県道の一部区間を通行止めにし、12日集中的な除雪を行いました。
会津若松市内は、今も、多くの雪が残っています。
駅に向かうと、除雪が進んでいるところもありましたが、駅前も、まだまだ多くの雪が残っています。
除雪をしていた人も重く湿った雪に苦労していました。除雪作業中には、特に注意していることがあると言います。
■雪かきをしている男性
「屋根からの雪が怖いですね。少しゆるむと落ちますから」
それは、屋根に積もった雪です。屋根の上の分厚い雪は、なかなか取り除くことができません。雪が解けだすと、重い雪が屋根から落ちてきて、命を落とす危険性もあります。一方で、雪は交通にも影響を与えています。
■雪かきしている男性は
「道路はひどいですね、やっぱり。いつもなら20分で来るところを1時間半から2時間近くかかってましたから」
こうした問題を解消するため、県は12日、会津若松市内の国道118号と県道の一部区間を午後1時から通行止めにし集中的に除雪。その後、通行止めは解除されましたが、再び除雪のため、通行止めにする可能性もあるということです。
あまりに雪が多いため、住宅地では、近隣に配慮しながら雪を捨てています。
■住民は
「今年は1m近く降ったから山積みになってますけど、普通は少しずつここに乗っけるくらいで溶けていくんだけど」
県のまとめでは、会津若松市など会津の11市町村でイチゴなどを育てているビニールハウス134棟が倒壊などの被害を受けたことがわかりました。また、この大雪で25人が重軽傷を負い、2人が死亡したと発表しています。