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「いじめの認知件数」「小中学校の不登校者数」いずれも過去最多

2022年10月27日 17:18
「いじめの認知件数」「小中学校の不登校者数」いずれも過去最多

昨年度の学校で起きたいじめの認知件数と小中学校の不登校の児童や生徒の数がいずれも過去最多となりました。

文部科学省の調査によりますと、昨年度の全国の小・中・高校などにおけるいじめの認知件数はあわせて61万5351件で調査開始以来、最多となりました。

これは、学校などがいじめを初期段階で認知できているのも一因で、およそ8割が年度内に解消しているということです。

また、小中学校における不登校の児童・生徒の数も24万4940人と過去最多です。

学校から報告のあった自殺した児童・生徒の数は368人で、小中学生で増加傾向にあるということです。

文科省は、コロナ禍で学校生活が制限され、ストレスを抱えたり、人間関係の形成が難しい場面があるとして、いじめや不登校などの件数の増加につながった可能性があるとしています。