北九州モノレールで20日、大規模地震が発生した際に乗客を安全に避難させる訓練が行われました。

北九州モノレールの車両基地で20日午前、走行中に震度5以上の地震が発生したことを想定した訓練が行われ、職員およそ40人が参加しました。

訓練では、地震でレールなどが故障して、車両が駅と駅の間で動けなくなり立ち往生した想定で、レールのズレを点検し復旧する手順などを確認したほか、避難器具を使って車内に残された乗客を救出していきました。

この訓練は1985年の開業以来、毎年行っているものです。

モノレールの運営会社は「安全に利用してもらうために、有事の際にも迅速かつ的確な行動ができるよう訓練を重ねていきたい」としています。