【反応】初代「門司駅」遺構 武内市長「建設は計画通りに進める」イコモスの「ヘリテージ・アラート」受け 北九州市
北九州市の初代門司駅の遺構の保存を求め、ユネスコの諮問機関イコモスが「ヘリテージ・アラート」と呼ばれる緊急要請を行いました。これに対し、北九州市の武内市長は、建設を計画通りに進める意向を示しました。
ヘリテージ・アラートは、イコモスから文部科学大臣や福岡県知事や北九州市長などに対して出されました。
初代門司駅の遺構について「近代門司誕生の地の再発見で重要な歴史的価値を持つ」として「北九州市が軽視していることを、深く遺憾に思うとともに失望しています」と表明しました。
北九州市は遺構を記録保存した後に取り壊し、複合公共施設を建設することを決めていて、先月から追加の発掘調査が始まっています。
イコモスは北九州市に対し、施設の建設を中断し、遺跡の保存について専門家と協議することなどを求めています。
これを受け、北九州市の武内市長は、建設は計画通りに進めるとした上で「門司の発展の歴史を伝えるためにどういったことができるのか引き続きしっかり考えたい」とコメントしています。