【初代門司駅の遺構】追加の発掘調査が始まる 現地保存ではなく画像や図面で記録保存へ 北九州市
初代門司駅の遺構の保存をめぐり意見が分かれている北九州市門司区の公共施設建設予定地で26日、追加の発掘調査が始まりました。
これは、北九州市が門司区で計画する、8つの公共施設を集約した複合公共施設の建設予定地で、初代門司駅の機関車庫の基礎部分が見つかったものです。
遺構の保存を求めるイコモスなどと、建設を進めたい北九州市で意見が分かれていて、市は新たに発掘調査をし、現地保存に代わって画像や図面などによる記録保存を行います。
■北九州市文化企画課・楠本祐子課長
「どうしてもこの場所で開発をせざるを得ないというところがあるので、しっかりとした記録調査を残して後世につないでいきたい。」
追加調査は3か月程度で終わる見通しですが、イコモスなどは現地での保存を求めています。