佐賀県の玄海町議会は26日、本会議を開き、いわゆる”核のごみ”の最終処分場の選定に向けた調査への応募を求める請願を、賛成多数で採択しました。

玄海町議会には、原子力発電所から出る高レベル放射性廃棄物・いわゆる“核のごみ”の最終処分場の選定に向けた第1段階の調査となる「文献調査」への応募を求める請願が、地元の旅館組合などから出されていました。

玄海町議会は26日の本会議で議決を行い、賛成6人、反対3人の賛成多数で請願を採択しました。

調査に応募するか最終的に判断する脇山伸太郎町長は、請願の採択を受けて、取材に応じました。

■脇山伸太郎町長
「できるだけ5月中には私の考えを決断したいと思っています。」

一方、佐賀県の山口知事は26日の定例会見で「新たな負担を受け入れる考えはない」と述べ、改めて最終処分場の建設に反対しました。