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旧 ソ連に抑留され21歳で亡くなった男性 遺骨が遺族のもとへ 国が収集してDNA鑑定で判明 佐賀

2024年6月3日 19:07
旧 ソ連に抑留され21歳で亡くなった男性 遺骨が遺族のもとへ 国が収集してDNA鑑定で判明 佐賀
遺骨が遺族のもとに

終戦後、旧ソ連に抑留されて亡くなった佐賀県の男性の遺骨が3日、遺族のもとに返されました。

身元が確認されたのは、旧・東脊振村(ひがしせふりそん)、現在の佐賀県吉野ヶ里町の西村壽弥男(すやお)さんです。

西村さんは終戦後、旧ソ連に抑留され、1945年12月に肺結核と栄養失調のため21歳で亡くなりました。

西村さんはロシア・イルクーツク州に埋葬され、2002年に国が遺骨を収集してDNA鑑定した結果、ことし3月に西村さんのものと判明しました。

おいの西村正紘さんが3日、佐賀県の職員から遺骨を受け取りました。

■西村正紘さん(83)
「もうこうなっては、これ以上の幸せはないっていいますか、よかったなと思いました。」

厚生労働省によりますと、旧ソ連に抑留されて亡くなった5万5000人のうち、いまだ3万3000柱の遺骨が収容されていません。

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