シリーズ『こどものミライ』 全国で人気の切り絵作家 正体は福岡県に住む小学生!
子育てを取り巻く環境や子どもたちの成長を見つめるシリーズ『こどものミライ』です。このネコ、実は『切り絵』で、色紙を組み合わせて表現されています。大手企業ともコラボするなど全国的な人気となっているこれらの作品、作ったのは福岡県内に住む小学生です。
ドット柄のしっぽが特徴的なネコに、カラフルな色遣いのネコたちもいます。福岡市の雑貨店に設けられた期間限定の売り場では、ポストカードやクッションなど、約200点が販売されています。
■来店客
「特徴を捉えてて、すごくかわいいなって思います。」
■来店客
「いろんなネコグッズあるんですけど、あまり見ない絵柄だったので。」
女性を中心にファンが多く、人気を集めています。
■ハンズ博多店・長戸洋次郎さん
「今回2度目ですね。すごい人気がありまして、1回目の時より商品も増えて、全国的に知名度が上がっているのを感じたので、今回の開催にいたりました。」
そんな人気作品を生み出した切り絵アーティスト『Ken』を訪ねました。
福岡県直方市に住む矢澤健吾さん(10)です。ちょっぴり照れ屋で、ネコが大好きな小学4年生です。
健吾さんはいつも、思いのままに油性のマジックペンでネコの絵を描いていきます。描き上がると、今度はカッターを使って余白部分を切り落とします。
細かく、集中力が必要な作業ですが、なぜ自分の絵を切り絵にしようと思ったのでしょう?
■矢澤健吾さん(10)
「工作が好きだし、折り紙の端切れが余っていて、それをそのまま捨てるのはもったいないから切り絵を始めた。」
3年前、健吾さんが小学1年生の時に初めて作った作品です。
■母・菜美子さん
「一番最初に作ったネコの切り絵見たときに、『絶対この子やるやん』って思って。本人がやりたいって言ったら『どんどんやろう』って。『色紙が足りないなら買ってくる』って。『やるからには悔いなく、がっつりやって』と。」
母親の菜美子さんは、健吾さんを応援しながらも、その自由な意思を大切にしています。
■健吾さん
「薄い水色がない。」
健吾さんが探しているのは、猫の目にする薄い水色です。健吾さんの納得のいく色が見つかりません。お母さんも一緒に探します。
ようやく見つけた色を貼ってみます。
■健吾さん
「ちょっと足りなかった。」
■母・菜美子さん
「ほんのちょっとやね。」
今度は、1ミリ単位のずれが気になるようで、やり直します。
■母・菜美子さん
「顔の色、何色にする?」
■健吾さん
「しろ。」
■母・菜美子さん
「おーいいねー。」
その後も、どんどん色紙を貼り進め、何十色もの中から背景を選びます。
■健吾さん
「きょうは薄いのでいくから、これ。」
この日の健吾さんの気分は“薄い色”とのことで、全体的に優しい色遣いのネコが完成しました。
■健吾さん
「名前は“ごはんつぶ”です。」
生み出した猫に名前をつけるのが、健吾さんの決まりです。
大好きなネコとともに、これまで作った切り絵は、100点以上にのぼります。その作品はSNSで話題となり、健吾さんは大手企業とコラボするほどの人気作家となりました。
10月7日からは、地元企業の『もち吉』とコラボした限定のせんべい缶が、全国の店舗で販売されます。
さらに、来年2月には、東京で初めての個展も決まりました。
いまや引っ張りだことなった健吾さんの作品ですが、お母さんにとっては、健吾さんの内面を知るきっかけにもなっているといいます。
■母・菜美子さん
「そのときに興味があるものをいつも作ってるんですよね。筋トレにすごくはまっているときがあって、そのときは筋トレネコを作ってるし。私に直接言わなくても切り絵でどんどん表現してくるから、あーいまこれが好きなんだ、これに興味あるんだっていうのは分かりやすい。」
健吾さんに、将来の夢を聞いてみました。
■健吾さん
「切り絵の作家とか、いまサッカーにはまってるからサッカー選手とか。」
■母・菜美子さん
「切り絵のできるサッカー選手やね。」
■健吾さん
「うん。」
■母・菜美子さん
「いいと思うよ。」
健吾さんが自由に、思うままに生み出す一つ一つの作品は、多くの人たちを魅了しています。
ドット柄のしっぽが特徴的なネコに、カラフルな色遣いのネコたちもいます。福岡市の雑貨店に設けられた期間限定の売り場では、ポストカードやクッションなど、約200点が販売されています。
■来店客
「特徴を捉えてて、すごくかわいいなって思います。」
■来店客
「いろんなネコグッズあるんですけど、あまり見ない絵柄だったので。」
女性を中心にファンが多く、人気を集めています。
■ハンズ博多店・長戸洋次郎さん
「今回2度目ですね。すごい人気がありまして、1回目の時より商品も増えて、全国的に知名度が上がっているのを感じたので、今回の開催にいたりました。」
そんな人気作品を生み出した切り絵アーティスト『Ken』を訪ねました。
福岡県直方市に住む矢澤健吾さん(10)です。ちょっぴり照れ屋で、ネコが大好きな小学4年生です。
健吾さんはいつも、思いのままに油性のマジックペンでネコの絵を描いていきます。描き上がると、今度はカッターを使って余白部分を切り落とします。
細かく、集中力が必要な作業ですが、なぜ自分の絵を切り絵にしようと思ったのでしょう?
■矢澤健吾さん(10)
「工作が好きだし、折り紙の端切れが余っていて、それをそのまま捨てるのはもったいないから切り絵を始めた。」
3年前、健吾さんが小学1年生の時に初めて作った作品です。
■母・菜美子さん
「一番最初に作ったネコの切り絵見たときに、『絶対この子やるやん』って思って。本人がやりたいって言ったら『どんどんやろう』って。『色紙が足りないなら買ってくる』って。『やるからには悔いなく、がっつりやって』と。」
母親の菜美子さんは、健吾さんを応援しながらも、その自由な意思を大切にしています。
■健吾さん
「薄い水色がない。」
健吾さんが探しているのは、猫の目にする薄い水色です。健吾さんの納得のいく色が見つかりません。お母さんも一緒に探します。
ようやく見つけた色を貼ってみます。
■健吾さん
「ちょっと足りなかった。」
■母・菜美子さん
「ほんのちょっとやね。」
今度は、1ミリ単位のずれが気になるようで、やり直します。
■母・菜美子さん
「顔の色、何色にする?」
■健吾さん
「しろ。」
■母・菜美子さん
「おーいいねー。」
その後も、どんどん色紙を貼り進め、何十色もの中から背景を選びます。
■健吾さん
「きょうは薄いのでいくから、これ。」
この日の健吾さんの気分は“薄い色”とのことで、全体的に優しい色遣いのネコが完成しました。
■健吾さん
「名前は“ごはんつぶ”です。」
生み出した猫に名前をつけるのが、健吾さんの決まりです。
大好きなネコとともに、これまで作った切り絵は、100点以上にのぼります。その作品はSNSで話題となり、健吾さんは大手企業とコラボするほどの人気作家となりました。
10月7日からは、地元企業の『もち吉』とコラボした限定のせんべい缶が、全国の店舗で販売されます。
さらに、来年2月には、東京で初めての個展も決まりました。
いまや引っ張りだことなった健吾さんの作品ですが、お母さんにとっては、健吾さんの内面を知るきっかけにもなっているといいます。
■母・菜美子さん
「そのときに興味があるものをいつも作ってるんですよね。筋トレにすごくはまっているときがあって、そのときは筋トレネコを作ってるし。私に直接言わなくても切り絵でどんどん表現してくるから、あーいまこれが好きなんだ、これに興味あるんだっていうのは分かりやすい。」
健吾さんに、将来の夢を聞いてみました。
■健吾さん
「切り絵の作家とか、いまサッカーにはまってるからサッカー選手とか。」
■母・菜美子さん
「切り絵のできるサッカー選手やね。」
■健吾さん
「うん。」
■母・菜美子さん
「いいと思うよ。」
健吾さんが自由に、思うままに生み出す一つ一つの作品は、多くの人たちを魅了しています。