SNSで知り合った人物からウソの投資話を持ちかけられ、北九州市の40代の女性が3300万円あまりをだまし取られました。

警察によりますと、北九州市の40代の看護師の女性はことし1月、SNSでNISAについて検索していたところ金融アナリストを名乗る男の名前のアカウントが表示され、友達として登録しました。

その後、このアカウントからSNSグループに招待され「政府のスローガンは貯蓄から投資です」などと持ちかけられアプリのインストールをすすめられました。

女性がアプリをインストールすると、財務アシスタントを名乗る男の名前のアカウントから「どうぞ安心して使ってください」「日本の新たな投資の道を切り開きます」などと持ちかけられ、4月17日までにネットバンキングで投資名目でおよそ30回にわたり3302万円を送金し、だまし取られました。

アプリ上では利益が出ているようなグラフが表示されていましたが、女性が利益分を引き出そうとしたところ引き出せなかったということです。

不審に思い、金融アナリストを名乗る男の名前をネットで検索したところ詐欺だと出てきたため、被害に気づき警察に相談しました。

警察はSNS上での投資話は詐欺の可能性があるとして、面識がない人にお金を振り込まないよう呼びかけています。