福岡県の感染症患者 インフルエンザと“プール熱”増加傾向続く 学校では集団感染も
福岡県は、先週1週間に医療機関にかかった感染症患者の状況・定点把握を発表しました。インフルエンザと咽頭結膜熱、いわゆる“プール熱”の増加傾向が続いていて、福岡県は警報や注意報を出して警戒を呼びかけています。
福岡県によりますと、10月16日から22日までの1週間の定点把握で、インフルエンザの感染者は1医療機関あたり、15.92人でした。前の週と比べて1.35倍で、4週連続で注意報が発表されています。
このため、学校では集団感染による影響が出ていて、福岡市では9月以降、232施設で学級閉鎖や学年閉鎖になっています。
一方、“プール熱”の感染者は1医療機関あたり6.33人でした。前の週と比べて1.13倍で、7週連続の警報レベルとなっています。
“プール熱”は、感染者が増加している原因は分かっていませんが、福岡県では引き続き手洗いやうがいをこまめにして、タオルの共有を避けるよう呼びかけています。