最大2万円分ポイント申請は9月30日まで “駆け込み”で混雑 詐欺にも注意
“駆け込み需要”のニュースです。マイナンバーカードの取得などで、最大2万円分のポイントが受け取れるマイナポイントの申し込み期限が、9月30日に迫っています。自治体の窓口には連日、大勢の人が申請に訪れています。
■阿部まみフィールドキャスター
「こちらのマイナンバーカード、 健康保険証などと結びつけると 最大2万円がもらえますが、実際どれくらいの人が申請を済ませているのでしょうか。」
■マイナポイント申請済みの60代
「便利かなと思って結びつけた。」
■マイナポイント申請済みの大学生
「大学生にとって2万円っていうのは結構でかいなって思ったので。」
一方で、こんな意見もありました。
■マイナポイントを一部申請した30代
「全部はしてないです。最初の5000ポイントだけ。保険証を結びつけて不便な事があったりしないかなと。」
■カードを持っているがマイナポイントを申請しなかった40代
「口座を結びつけるのは嫌だなと思っていまして。政府に(情報が)ばれたくないなという。」
マイナポイント第2弾では、ことし2月末までにマイナンバーカードを申請した人に、最大2万円分のポイントがつきます。受け取るには条件があります。
①まずは、マイナンバーカードの新規取得などで5000円分。
②カードを健康保険証として登録すると7500円分。
③国から給付金を受け取るための 「公金受取口座」を登録すると7500円分のポイントが付与されます。
申請はスマートフォンのアプリや、自治体・コンビニなどに設置された端末から行うことができます。
総務省によりますと、カードを持っていながらポイントを申請していない人は、全国でおよそ2000万人です。期限が9月30日に迫り、駆け込みの申請が増えています。
■阿部キャスター
「福岡市の中央区役所です。駆け込みでポイントを受け取ろうという市民で混雑しています。現在23人待ちです。」
■70代
「(最大2万円は)魅力ですね、いまの生活状態では。」
■80代
「皆さんがもらったよと言っていたから行ってみるかなと思って。この年になったら、ネットでの申請は難しい。」
中央区役所によりますと、申請者の数は今週になって増え、1日に200人ほどが訪れるということです。
■中央区役所市民課・田中優子課長
「9月上旬は比較的落ち着いていたが、今週に入って2倍くらいに受け取りの方が増えてきた。」
こうした状況を受け、中央区役所では28日と29日、窓口の受付時間を2時間ほど延長し、午後7時まで対応にあたるということです。
自治体によっては30日(土)も受け付けているところもあり、窓口での手続きを希望する場合は自治体にご確認ください。
また、マイナポイントについて注意したいのが、便乗した”詐欺”です。こちら、実際に番組スタッフに届いた、詐欺とみられるメールです。
一見、マイナポイントのロゴマークがついているなど、だまされてしまいそうですが、よく見てみると、数字が3桁ごとにコンマで区切られているはずが、違う位置になっています。
そして、有効期限が9月31日となっていて、9月は30日までですから、存在しない日付です。
さらに、『マイナポイントの申し込み方法です?』と、不自然なハテナマークがついています。こうしたメールは、詐欺とみられています。
総務省も、ホームページで注意を呼びかけています。総務省や市区町村の職員、その関係者が、メールやSMSでマイナポイント関連のサイトへ誘導することや、マイナンバーや口座番号といった個人情報をたずねることなどは絶対にないということです。
少しでも怪しいと思ったら、クリックしたり情報を入力したりしないようにしてください。