小学生や女性がサルにかまれケガ 住宅街を歩くサル 周辺では9月に10件以上目撃
28日朝、福岡市南区でサルが出没しました。登校中の9歳の女の子や50歳の女性が足をかまれ、警察が注意を呼びかけています。
警察によりますと、午前7時40分すぎ、福岡市南区柏原の柏陵高校近くで「9歳の小学生の娘がサルに足をかまれた」と母親から通報がありました。かまれたのは小学3年の女の子で、登校中でした。
■通報した母親
「わーって声が聞こえたからなんだろうと思って出たら、子どもが泣いていてサルにかまれたって。両太もも3か所ずつくらい。」
女の子がかまれる15分前には、ほぼ同じ場所で「サルに足をかまれた」と50歳の女性から警察に通報が寄せられていました。
■永石莉里子記者
「けさサルが出没した場所からおよそ600メートル離れた住宅街でも、以前サルが目撃されています。」
8月、住宅街を歩くサルの後ろ姿を、近くの住人が撮影していました。
■撮影した人
「道路の真ん中を通っていた。後ろを振り向きながら、気にしながら。」
警察によりますと、9月5日以降、福岡市南区では柏原周辺の桧原、太平寺、鶴田などでサルの目撃情報が10件以上寄せられています。
警察は周辺でサルを捜すとともに、近くの住民や学校に対し、サルを見かけても近づかないよう注意を呼びかけています。