医療的ケアが必要な娘の人工呼吸器を外し殺害した疑い 母親の刑事責任能力を調べる鑑定留置を開始
福岡市の自宅で医療的ケアが必要な娘の人工呼吸器を外し窒息死させたとして、母親が逮捕された事件です。検察は、母親の刑事責任能力を調べるため、23日から鑑定留置を始めました。
福岡市博多区の無職、福崎純子容疑者は5日、マンションの自宅で、娘の心菜さんの人工呼吸器を取り外し窒息死させたとして、殺人の疑いで逮捕されました。
心菜さんが発見された際、福崎容疑者は大量の薬を服用して、同じ部屋で倒れていました。
逮捕後の警察の調べに対し「娘を殺して私も死のうと思ってやってしまいました。いまはとにかく元に戻りたいです」などと話したということです。
福岡地検は、福崎容疑者の刑事責任能力を調べるため、23日から鑑定留置を開始しました。
期間は3月24日までで、福岡地検は専門家による精神鑑定などの結果を踏まえ、起訴するかを判断するとみられます。
最終更新日:2025年1月24日 16:12