【スカイプレミアム】幹部4人に執行猶予付き有罪判決「投資知識のない人が対象で極めて危険で悪質」 福岡地裁
国の登録を受けずにFX投資の契約を結ばせたなどの罪に問われている投資助言会社の幹部4人の裁判です。福岡地方裁判所は幹部らに、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
判決を受けたのは、投資助言会社「スカイプレミアム」の最高経営責任者、斎藤篤史被告(45)と幹部の水島忍被告(60)、高瀬正志被告(53)、田中雅祥被告(42)の合わせて4人です。
判決によりますと、4人は2019年から2021年にかけて大分県などで男女6人に対し、必要な国の登録を受けずにFX取引の勧誘をし、契約を結ばせました。
16日、福岡地裁の武田夕子裁判官は「一般の投資知識のない人を対象に極めて大規模に行われた無登録の金融商品取引で、極めて危険で悪質」と指摘する一方、「一部の投資者とは和解が成立している」として、斎藤篤史被告に懲役3年・執行猶予5年、幹部3人に懲役1年6か月・執行猶予3年、それぞれに罰金500万円の判決を言い渡しました。