来年3月に行われる福岡県知事選挙に、現職の服部誠太郎知事が再選を目指して立候補する意向を22日、明らかにしました。26日に記者会見を開き、正式表明するということです。

タイの首都バンコクで21日、現地の外食事業者やSNSのインフルエンサーなどを招いた試食会が行われていました。そこには、福岡県の服部知事の姿がありました。

■服部知事
「ノリはどうでしたか。」

「博多和牛」や天然の「ブリ」なども振る舞われた、福岡県産食材のPRイベントです。

■服部知事
「（福岡は）とてもおいしい農林水産物が豊かにそろっている土地です。まさに食の王国と言って差し支えないと思っています。」

一夜明けた、22日午前8時すぎ、“トップセールス”を終えた服部知事は、福岡に戻ってきました。

■服部知事
「無事、任務を果たしましてまいりました。」

FBSが来年3月の福岡県知事選挙に立候補する意向を固めたかどうか尋ねると。

■服部知事
「私としても次期知事選に向けまして、その（立候補する）方向で検討しているところでございます。」

再選を目指して立候補する意向を、自らの口では初めて明らかにしました。

服部知事は、2011年からおよそ9年半にわたり、福岡県の副知事を務めました。小川洋前知事が病気療養のため辞職したことに伴って、2021年4月に行われた前回の知事選では、自民党や立憲民主党など県議会の主要会派の支援を受け、初当選を果たしました。

22日午前、改めて報道陣の取材に応じた服部知事は、2期目を目指す理由について次のように述べました。

■服部知事
「知事として、県民の皆さまのために引き続き仕事をさせていただきたい。」

26日に記者会見を開いて、立候補を正式に表明し、公約などについても説明するとしています。

次の知事選の投開票は来年3月23日で、立候補の意向を表明したのは、服部知事が初めてです。