【注意】痴漢・ひったくりの現場をアプリで確認 性犯罪の被害者の8割は10代と20代 午前0時~午前2時台が最多 福岡
性犯罪の被害防止キャンペーンが23日、福岡市で行われました。夏は性犯罪が多発する傾向にあり、警察は防犯意識を高めてほしいと呼びかけています。
福岡市・天神では、中央警察署の一日署長に任命された福岡親善大使の国崎成美さんや警察官が、性犯罪への注意を呼びかけるチラシを配りました。
警察によりますと、福岡県内では、ことし6月末までに不同意性交や不同意わいせつの性犯罪が215件確認されています。これは去年の同じ時期に比べ、70件増えています。
■中央警察署・森岡幸彦 生活安全管理官
「例年、性犯罪は夏休みの時期から多発する傾向があります。夏休みになって若い方が街に繰り出して、特に夜間に活動することが増える。」
被害者のうち、およそ8割は10代と20代で、発生する時間帯は午前0時から2時台が最も多くなっています。
警察は、スマートフォンを見ながらの「ながら歩き」をしないことや、マッチングアプリなどSNSを通じて出会い事件に巻き込まれるケースも少なくないとして、注意を呼びかけています。
こうした性犯罪の被害に遭わないよう、警察が利用を呼びかけているのが。
■永石莉里子記者
「アプリの地図を開くと、身の回りで痴漢やひったくりがあった場所が赤く表示されます。」
こちらは、福岡県警が2017年から配信している無料防犯アプリ「みまもっち」です。性犯罪などの発生場所を確認できるほか、防犯ブザーや警察に通報できる機能も備えています。
警察は「防犯意識を高めることで、性犯罪を1件でも減らしていきたい」としています。