ことし7月、福岡県久留米市の建設現場で現金およそ4万3000円が入ったバッグなど9点を盗み、追いかけられた際にバッグを振り回し、男性の顔にぶつけてケガをさせたとして、強盗致傷の疑いで男が再逮捕されました。

5日、強盗致傷の疑いで再逮捕されたのは、福岡県久留米市の無職、下坂祐介容疑者(45)です。

警察によりますと、下坂容疑者はことし7月17日午後9時すぎ、久留米市津福本町のアパートの建設現場に駐車していた軽ライトバンから現金約4万3000円が入ったバッグなど9点を盗み、気づいて追いかけてきた30代の持ち主の男性にバッグを振り回し、男性の顔にぶつけてケガをさせた疑いです。男性はこめかみを打撲する軽傷です。

当時、持ち主の男性は建設現場で作業中でした。車にカギはかかっておらず、車のドアの閉まる音が聞こえたのを不審に思い、下坂容疑者に声をかけたということです。

男性はバッグを取り返し、下坂容疑者はその場から逃走していました。

下坂容疑者は、別の窃盗事件などですでに逮捕されていて、現場付近の防犯カメラの映像などから関与した疑いが強まったとして逮捕されました。

警察の調べに対し「私がやったことに間違いありません。遊ぶカネが欲しくてやりました」と話し、容疑を認めているということです。