【中学生2人殺傷】男の刑事責任能力を調べるため16日から鑑定留置へ 取り調べで声を荒らげることも 北九州市
北九州市で中学生の男女2人が殺傷された事件で、逮捕された男の刑事責任能力を調べるため、検察が16日から鑑定留置を始めることが分かりました。
12月に北九州市小倉南区のファストフード店で中学3年の男女2人が殺傷された事件では、近くに住む平原政徳容疑者(43)が殺人と殺人未遂の疑いで逮捕されました。
平原容疑者は、女子生徒に対する殺人容疑は「認めない」と否認し、男子生徒に対する殺人未遂容疑については殺意を否認しています。
捜査関係者への取材で、平原容疑者について、福岡地検小倉支部が刑事責任能力を調べるため、16日から鑑定留置を始めることが分かりました。
平原容疑者は事件前、騒音トラブルを起こしていたほか、逮捕後の取り調べで声を荒らげることもあったといい、検察は鑑定結果を踏まえ、起訴するかを判断するとみられます。
平原容疑者は「事件前、被害者2人と目が合った」という趣旨の話をしているということで、警察は、目が合ったと感じたことをきっかけに、一方的に被害者の中学生2人に狙いをつけた可能性があるとみて捜査しています。