【警戒】福岡・佐賀 大雨警報 一部に避難指示 長崎で線状降水帯が発生
台風21号から変わった温帯低気圧や前線の影響で福岡県と佐賀県には大雨警報が出されていて、北九州市や那珂川市の一部に避難指示が出ています。
気象台によりますと、台風21号から変わった低気圧と前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、九州北部は大気の状態が非常に不安定となっています。
福岡県内では太宰府市できょう午前3時50分までの1時間に46ミリ、福岡市早良区で3時すぎまでの1時間で42ミリの激しい雨を観測するなど各地で11月の観測史上最大の雨量となっています。
この大雨の影響で福岡県と佐賀県の一部の地域には避難情報が出ています。
警戒レベル4の土砂災害警戒情報が出され、避難指示が出ているのは北九州市と那珂川市の一部です。
警戒レベル3の高齢者等避難が出ているのは福岡県岡垣町の一部と武雄市と太良町の全域、唐津市と玄海町の一部です。
交通機関にも影響が出ています。
JR九州の鹿児島線の折尾と福間の間が上下線で運転を見合わせています。
また、後藤寺線の新飯塚駅から田川後藤寺駅間、原田線の桂川駅から原田駅で運転を見合わせています。
九州北部では昼前にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降る恐れがあります。
土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、暴風に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風にも厳重な警戒が必要です。