もしも化学剤『サリン』がまかれたら 北九州市で大規模なテロ対策訓練
室内で化学剤・サリンがまかれた想定です。北九州市で20日、大規模なテロ災害対応訓練が行われました。
■消防
「今からあなたたちを助けますので、私たちの指示に従ってください。」
福岡県北九州市の消防訓練研修センターで行われた訓練には、消防や災害派遣医療チーム『DMAT』など、約100人が参加しました。
会議場に何者かが化学剤・サリンをまき、多くのケガ人が出たという想定で、防護服を着た消防隊員が負傷者役を救助したり、化学物質を吸い込んだ患者役に消防隊でも使用できる注射器で解毒剤を打つ手順を確認したりしました。
大規模テロ災害対応訓練は、新型コロナウイルスの影響で4年ぶりに行われ、消防は「訓練を通じて関係機関との連携を図り、災害対応能力を強化したい」としています。