16日、福岡市中央区のクリニックを訪れた人に聞きました。

■訪れた人
「きのう38℃出まして。インフルがはやっているって聞いたので、早退してきました。インフルエンザでした。あした予防接種受ける予定だったのですが。」

福岡県でインフルエンザが流行しています。16日発表された最新の患者報告数によりますと、1医療機関あたり18.78人で、7週連続の注意報レベルです。

■みみ・はな・のど せがわクリニック　瀬川祐一院長
「お子さんの世代が多い。学校での集団感染を起こしている例が多い。大人も家族内・職場内が多くなってきたなという印象です。あまり経験がないですね。この 時期に多くなるのは。」

インフルエンザは例年、年末年始に流行のピークを迎えます。なぜ今、この時期に増えているのでしょうか。

■長崎大学病院・森内浩幸教授
「コロナのパンデミックの間でほとんど流行が起こらなくなってしまいましたので、社会全体の中でインフルエンザに対する集団免疫は落ちています。今度はコロナのパンデミックの始まる前くらいの規模のインフルエンザの流行が続いていく可能性は十分にあると思います。」

これから寒さも本格化し、感染リスクが高まります。マスクの着用や手洗いなど基本的な感染対策が大切です。